新型コロナウイルス感染症に関する政府の新たな水際対策の概要が31日、明らかになった。中国からの入国者に対する水際対策は4月5日から緩和し、中国本土からの直行便による全入国者に求めてきた出国前72時間以内の陰性証明の提示を、ワクチン3回接種証明の提示を条件に不要とする。最大2割程度の入国者を任意に抽出して行っている検査は継続する。

 中国以外も含めた水際対策全般については、新型コロナの感染症法上の分類を5類に引き下げる5月8日以降、接種証明の提示も不要とする。一方、新たな感染症の流入を監視するため、発熱やせきなどの症状がある場合、任意でウイルス検査を行った上でウイルスのゲノム解析を実施する。成田、羽田、中部、関西、福岡の5空港で行う方向だ。

                     読売新聞より