今回は、海外不動産投資で利回りの高い国を知りたい!おすすめの投資先を知りたい!という方に向けて、海外不動産投資の国別利回りランキング、投資先におすすめの国をご紹介します。
目次
利回りとは?
不動産投資における利回りとは、投資した金額に対する収益の割合を示す指標のことです。
通常、1年間の「年利回り」を指すことが一般的です。
利回りは、投資の収益性を評価するにあたり、重要な基準となります。
利回りには主に、「表面利回り」と「実質利回り」の2種類があります。
表面利回り
表面利回りは、経費を加味せず年間の総収入を物件の購入価格で割ったものをパーセンテージで表します。具体的には、以下のような計算式で求められます。
<表面利回りの計算方法>
表面利回り(%)=(年間総収入÷物件購入価格)×100
実質利回り
実質利回りは、収入から物件の運営費用や維持費用を差し引いた後の純収入を基に計算します。具体的には、以下のような計算式で求められます。
<実質利回りの計算方法>
実質利回り(%)=(1年間の家賃収入-年間諸経費)÷(物件価格+購入時の諸経費)×100
一般的に広告に表示されている利回りは、表面利回りとなっています。
これは、諸経費の金額が場合によって上下し、正確な金額を事前に算出することができないことが理由です。
実際に不動産投資される際は、国内・海外問わずご自身で実質利回りを算出して、検討することが重要です。
海外不動産投資の国別利回りランキング
つづいて、国別の不動産利回りランキングをご紹介します。
参照:Property Prices Index by Country 2024
12位にアメリカ合衆国が入っていますが、多くは発展途上国となっています。リストに掲載されている104か国のうち、日本は99位となっています。
海外不動産投資先としておすすめの国
つぎに、海外不動産投資先としておすすめの国をご紹介します。
1. イギリス
イギリスは、経済と市場の安定性が特徴で、長期的に安定したマーケットに投資したいという方におすすめです。
イギリスは、ロンドンを中心とした世界的な金融ハブとして知られています。EU離脱(Brexit)後も長期的にみると経済が安定しており、不動産市場も堅調です。
特にロンドンの不動産賃貸市場は、需要に対して供給が足りておらず、年々家賃は上昇傾向にあります。
また、イギリスは法制度が安定しており、外国人投資家に対する不動産取引も透明性があります。
*「グローバル不動産透明度インデックス」では、2016年、2018年、2020年と1位を獲得しており、世界中で一番透明性の高い国であると位置づけられています。
*「グローバル不動産透明度インデックス」とは、米総合不動産サービス大手JLLが不動産市場の透明性を調査し、2年に1度発表しているもの。
参照:JLL「グローバル不動産透明度インデックス2020年」
現在は円安の影響もあり、特にロンドンは日本人にとって手が出しにくい価格となっていますが、不動産売買マーケットが安定しているうえに、賃料の安定上昇も見込めるので、外貨で資産形成を検討されている方には安心しておススメをさせて頂きたいエリアです。
2. アメリカ
アメリカは、経済の安定性がありながら成長を続けており、世界の経済大国で底堅いマーケットに投資したい方におすすめです。
アメリカは、テクノロジー、金融、医療など多様な産業が発展しており、世界を牽引する経済大国として成長が続いています。
不動産市場の規模も大きく、住宅用不動産から商業用不動産まで、幅広い選択肢から投資先を選べます。特にニューヨーク、ボストン、ロサンゼルスなどの大都市は、常に高い需要があります。
また、アメリカもイギリス同様に、外国人投資家に対する不動産取引の透明性があります。
参照:JLL「グローバル不動産透明度インデックス2020年」
円安の影響、不動産価格上昇により、日本人にとって手が出しにくい価格となっていますが、世界中の投資家が資産形成の一つとしてアメリカ不動産を購入することからも分かるように、魅力的な投資先となっています。
まとめ
今回は、海外不動産投資の国別利回りランキングと投資先としておすすめの国をご紹介しました。
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自分に合った投資先で、海外不動産投資の成功を目指しましょう。