ベトナム・ハノイで物件探しをする際の一般的な流れをご紹介します。

STEP１. 希望条件の決定

まずはご希望のエリア、家賃、間取りなどの条件を明確にしておきましょう。

エリアを決める上で重要なことは、まずは重視したい条件は何かを考えること。
治安、職場、お子様の学校などへの交通の便、会社やスクールバスのピックアップルート内、買物の便などいくつかの条件を箇条書きにしてみると優先順位がつけやすいでしょう。

 

STEP２. お問い合せ・ご来店

電話、E-mail等でお問い合せください。
希望条件、ご入居予定日などを日本人担当者へお伝えいただき、後日お客様の条件に合った物件を幾つかご紹介いたします。

尚、物件見学のご予約は、なるべく早めのご連絡が必要です。
ハノイでは、物件見学は物件管理会社のセールス担当者、或いはオーナーの立会いのもと行うのが一般的なため、急なご依頼に対応させて頂くことが出来ない場合が御座います。
また、週末は担当者が不在な場合も御座いますので、平日の見学をおすすめしております。

 

STEP３. 物件見学

物件見学は一度にあまりに多くの物件を見ないようにしましょう。
たくさん見すぎることで、印象が薄まり混乱する恐れがあるためです。
各物件の印象が混乱することを避けるため、見学は一日4件程度に留めておきましょう。

ご住居の場合、１年未満の契約やペットの有無は、必ず事前に御通知ください。但し、ペットの飼育や楽器の演奏は、家主や管理会社からの了解を得られても近隣から苦情があれば中止にするか、退去しなければいけません。

 

STEP４. 契約条件の交渉

気に入った物件が見つかったら、具体的な契約内容の交渉に入ります。
サービスマンションの場合、管理会社が既に作成している契約書があり、契約内容の条件は通常固定されています。

物件によって、管理費の請求通知のある所やない所もあり、微収方法も毎月ごとから複数月、一括の所まであります｡

契約期間は、住居の場合は通常１～２年。
基本的にハノイでは、中途解約が禁止されている場合が多く、中途解約の際は、違約金を支払う条件も設けられている場合があります。

契約の際には違約金の有無と金額の確認、加えて解約の際の退居通知期限も確認しておきます。

事務所なら５年以上の長期契約も可能です。
契約期間途中での解約には違約金が慣習としてあります。そのため、契約時に違約金の有無と範囲の確認が必要です。

 

STEP５. 仮契約・契約・入居

（１）契約

気に入った物件が見つかりましたらいよいよ契約です。費用の準備等ですぐに契約できない場合は一旦手付金を払って仮契約を結び、後日に本契約となります。契約書は基本的に管理会社、或いはオーナーが用意いたします。契約時に必要な費用と書類を準備下さい。
尚、契約は基本的に英語とベトナム語になりますので、入居後にトラブルにならないように、気になることは必ず尋ね、すべてを明確にしてからサインをしましょう。

（２）入居

ご入居されましたら、各備品やお部屋、水回り、電気関係、ブレーカーの位置を再チェックして下さい。設備の不備･故障及び破損箇所がございましたら早めにご連絡下さい。鍵渡し後1ヶ月を過ぎますと、ご入居者の負担で修理して頂く場合もあります。

 

STEP６. 中途解約

契約期間途中での解約は契約書の中途解約条項に従って退去を通知します。
但し、ハノイでは、中途解約が禁止されている契約条件も少なくありません。

解約通知は通常30日～60日前通知で違約金が必要な場合があります。契約内容によって違いますので、必ず締結前にご確認下さい。

 

STEP７. 契約終了･更新

契約期間の終了は契約の終了を意味します。引続き契約を希望する場合は通常契約期間満了の１ヶ月以前に通知が必要です。契約条件をご確認下さい。
更新手続きは弊社でお手伝いできます。担当者までご連絡下さい。
※更新は100％可能ではありません。契約は期日を指定した定期借家契約です。契約更新の出来ない事もあります。更新には1ヶ月以上の余裕をもってご連絡ください。

 

STEP８. 退居

お部屋の返還には原状回復義務がご契約入居者にあり、入居時と同じ状態での引渡しとなります。退去日が決まりましたら弊社担当までご連絡下さい。退去の立会いを致します。最終月家賃の日割計算は通常行われません。又、水道光熱費の精算や清掃･損傷補修等のため、「預け金」が必要で、この精算に２ヶ月程かかることもあります。