日本とは異なる住居の特徴や住宅設備などの北京不動産事情について解説します
北京賃貸物件の特徴
日本とは異なる住居の特徴や住宅設備などの中国・北京の不動産事情について解説します。
住居の特徴
北京の居住用物件は、大まかに言うと現地人用と外国人用に分けられています。
現地の住居の大きな特徴は、玄関の段差がない(靴を脱ぐ習慣の違い)ことと浴室の造りです。浴室はバスタブがなく、シャワールームがトイレと一体化しているのが一般的です。
また玄関の扉が、金属製の外扉と木製の内扉の二重構造になっていることも多いです。
外国人(特に日本人)に適した物件は賃貸マンションが多く、外国人が多く住むエリアに集中しています。これらは一般にバスタブ完備、トイレは別かユニット式になっています。
どちらにも共通していることは、標準で家具家電が備わっているということでしょうか。
住宅設備について
通常のアパートには、ベッド、冷蔵庫、洗濯機などの大型なものはもちろん炊飯器や炊事用具などまで、すぐに生活できる家具家電一式が揃っています。加湿器や空気清浄機は標準で備わっていないこともありますが、予算が許せば追加交渉も可能です。
冷暖房
寒さ厳しい北京の冬は、「暖気」と呼ばれるセントラルヒーティング方式の暖房が入ります。標準は毎年の11月15日~翌年3月15日までで、その年の気候によって若干前後することも。暖気はその構造から各部屋での温度調節が難しく、また上の階ほど暖かくなりますので、人によっては零下の真冬に家の中では半袖で生活していたりします。
一方の冷房は各自で準備する方式ですが、外国人用のアパートでは部屋に標準でエアコンが設置されていることがほとんどです。
家賃
一般的には毎月もしくは半年毎に大家さんへ支払いをします。日本と異なるのは、基本前払いであることです。例えば4月分の家賃は、3月末までに支払います。