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回南天シーズン前に知っておきたい住まい選びのポイント

香港の春は壁が濡れる?回南天シーズン前に知っておきたい住まい選びのポイント

 

香港の春を経験した方なら、一度は驚いたことがあるのではないでしょうか。

「床がベタつく」
「壁がしっとりしている」
「クローゼットの中まで湿っぽい」

 

それは香港特有の現象  回南天(ワイナームティン)によるものです。

日本の梅雨とは少し異なり、暖かく湿った南風が吹き込むことで、室内の壁や床に “結露のような水分” が発生します。特に3〜4月にピークを迎え、住環境に大きな影響を与える季節です。

 

今回は、不動産会社の視点から「回南天と住まい」について解説します。

 


回南天とは何か?

 

冬の間に冷えていた建物の壁や床に、急激に湿った暖気が流れ込むことで発生する “表面結露” のような現象です。

その結果、
・フローリングが滑りやすくなる 
・家具や衣類が湿る
・カビが発生しやすくなる

 

といったトラブルが起きます。
特に香港は高層住宅が多く、気密性が高い構造も多いため、湿気がこもりやすいという側面があります。

 


除湿機は必須?

 

結論から言うと、ほぼ必須と考えた方がよいでしょう。
エアコンのドライ機能だけでは追いつかないケースも多く、除湿機を長時間稼働させる家庭も少なくありません。

物件によっては、

・ビルトイン除湿機付き
・バスルームに換気乾燥機あり
・窓配置が良く風通しが確保できる

など、設備や設計に差があります。

 

内見時には「収納内部の湿気対策」まで確認しておくと安心です。

 


高層階は乾燥しやすい?

 

よくある質問ですが、
“高層階だから安心”とは言い切れません。
確かに風通しが良い物件は湿気が抜けやすい傾向があります。しかし、

・北向き住戸
・日当たりが弱い部屋
・周囲をビルに囲まれている立地

では、高層階でも湿気がこもる場合があります。

重要なのは階数よりも、
・ 方角
・ 採光
・ 窓の数と位置
・ 通風設計

です。

 


海沿い物件の湿度は?

 

香港は海に囲まれた都市です。

特に港島南区や西貢など海沿いエリアでは、体感湿度が高いと感じる方もいます。

ただし一概に「海沿い=悪い」とは言えません。

新築・築浅物件では断熱性能や建材の改良により湿気対策が強化されているケースもあります。

エリアだけで判断せず、建物の管理状態や設備レベルを総合的に確認することが重要です。

 


内見時にチェックすべきポイント

 

回南天を想定した内見チェックポイントは以下の通りです。

・クローゼット内部にカビ跡はないか
・窓枠周辺に結露跡はないか
・壁紙の浮きや剥がれ
・収納スペースの換気状況
・バスルームの換気能力

可能であれば、「過去に湿気トラブルがあったか」を確認することも有効です。

 


防カビ対策として意識したい“部屋選び”のポイント

 

回南天対策は、入居後の除湿だけではありません。

実は、物件選びの段階で差が出ます。
日々内見に立ち会う中で、「できるだけカビを防ぎたい」というご相談は非常に多くいただきます。

実務的な観点から、特に効果を感じやすいポイントは次の2点です。

 

① 天井の高い部屋

 

天井が高い物件は空間容積が大きくなり、湿気が一点に滞留しにくい傾向があります。
特にリビング空間で天井高が確保されている物件は、

・空気が循環しやすい
・圧迫感が少なく快適性が高い
・除湿効率が安定しやすい

というメリットがあります。

 

香港では実用重視の設計が多く、天井高に余裕のある物件は決して多くありません。そのため、内見時に天井高を意識するだけでも選択肢の質が変わります。

 

② 対面方向に窓がある部屋(南北・東西)

 

いわゆる「風が抜ける間取り」です。
南北、または東西など対面方向に窓がある住戸は自然換気がしやすく、湿気がこもりにくい傾向があります。
しかし香港の住宅ビルは、

・片側採光のみ
・隣接ビルとの距離が近い
・共用廊下側にしか開口部がない

 

といった設計も多く、両面に窓がある住戸は意外と少ないのが実情です。
だからこそ、通風設計の有無は重要なチェックポイントになります。

 


除湿機のリクエストや交渉も現実的な選択肢

 

実際に入居前の段階で、

・除湿機の設置をオーナーに依頼
・既存設備の交換交渉
・換気設備の改善要望

といったご相談は少なくありません。

 

特に法人契約の場合は、条件交渉の余地があるケースもあります。
「入ってから対策する」のではなく、契約前にどこまで整えられるか。

 

これも香港での住まい選びにおいて重要な視点です。

 


まとめ|“春”を知ることは、香港生活を知ること

 

香港の住まい選びでは、家賃や広さだけでなく、
“湿度との付き合い方” も重要な要素です。

回南天を理解しているかどうかで、快適度は大きく変わります。

これから赴任予定の方、
更新や引っ越しを検討中の在住者の方は、ぜひ“春の視点”も踏まえて物件を見てみてください。

 

 

香港の住まいは、知識があるだけで選び方が変わります。

 


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