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啓徳(Kai Tak)


香港の街を歩いていると、「ここに昔、空港があった」と聞いて驚く場所があります。

それが、九龍半島の東側に位置する、 啓徳(Kai Tak) です。


今では高層マンションが立ち並び、ウォーターフロントには公園や商業施設が整備され、さらに大型イベントが開催されるスポーツ施設まで登場。


かつて飛行機が離着陸していた場所は、現在では香港の新しい暮らしの舞台へと姿を変えています。

 



「啓徳空港」があった場所

 


香港に以前住んでいた方や、香港の歴史に詳しい方なら「啓徳空港」を思い浮かべるかもしれません。


啓徳空港は1998年に閉港するまで、香港の国際空港として長く利用されていました。

特に有名だったのが、周囲を高層ビルに囲まれた市街地の中にある滑走路。

飛行機が街のすぐ近くを通過して着陸する光景は、啓徳空港を象徴する香港の風景のひとつでした。

 

空港が移転した後、この広大な土地を中心に大規模な再開発が進められることになります。

 



空港跡地から「暮らす街」へ


現在の啓徳は、住宅だけではありません。

住宅、商業施設、公園、医療・教育施設、ウォーターフロントなど、さまざまな機能を組み合わせた大規模な街づくりが進められています。


実際に街を歩いてみると、比較的新しい高層住宅が並ぶ一方、広い歩道や公園、水辺の空間も多く、「昔の香港」とは少し違った街の雰囲気を感じます。

香港といえば、密集した高層ビルや細い路地をイメージする人も多いですが、啓徳ではまた違った香港の姿を見ることができます。

 



そして、街の中心に誕生した「Kai Tak Sports Park」

 


啓徳の変化を象徴する存在が、 Kai Tak Sports Park(啓徳体育園) です。


2025年3月に正式オープンしたこの大型施設には、5万人収容のスタジアムやアリーナ、スポーツグラウンドなどが整備されています。

スポーツだけでなく、コンサートや文化イベント、飲食・ショッピングなども楽しめる施設として、啓徳の新しいランドマークになっています。


また、世界的に知られるラグビー大会「Hong Kong Sevens」も、2025年からKai Tak Sports Parkで開催されています。

かつて飛行機が離着陸していた場所が、今度は世界から人が集まるスポーツ・エンターテインメントの舞台になったというのも、啓徳らしい変化です。

 



住む街としての啓徳

 

そんな啓徳は、現在では香港の住宅エリアとしても存在感を増しています。

新しいマンションが多く、比較的新しい設備や共用施設を備えた住宅も多いのが特徴です。

また、ウォーターフロントや公園など、都市部でありながら開放感を感じられる場所があることも魅力のひとつ。


一方で、香港の中心部に比べると、エリアによっては「これから街が完成していく」という印象もあります。

住宅を探す際には、建物そのものだけでなく、駅までの距離や周辺の商業施設、スーパー、飲食店、公園など、日々の暮らしに必要な環境も合わせて確認しておくと安心です。

 



「空港」から「住宅地」、そして「イベントの街」へ

 

啓徳の面白さは、単なる再開発エリアではないところにあります。


かつては香港の空の玄関口。

その役割を終えた後は、大規模な住宅・商業エリアへ。

そして現在は、スポーツやコンサートなどを通じて、香港内外から人が集まる新しい街へと変わりつつあります。

 

飛行機が飛んでいた場所に、今はマンションが建ち、人々が暮らし、大きなイベントを楽しむ。


そう考えると、啓徳は香港の 「街が変わっていく過程」 を身近に感じられるエリアなのかもしれません。

 

香港で新しい住まいを探す際には、完成した街だけでなく、これから変わっていく街に注目してみるのも面白い選択肢です。


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